皆さんこんにちは。

世界一周中のあにとらです。

 

 

 

 

 

アメリカには

“NO KILL”を掲げた

犬猫のためのシェルター

(動物保護施設)が存在します。

 

 

 

 

 

サンフランシスコにある

SF SPCAという施設が

その場所。

 

 

 

 

 

文字通り、

”殺さない”ことを目標とした

シェルターです。

 

 

 

 

 

SPCAとは

一体どういう施設なのか、

 

 

 

中はどうなっているのか、

 

 

 

現実的な問題はどこにあるのか。

 

 

 

 

 

今日は、

私が実際に見学させてもらって

見たものを、皆さんにも

紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

今回は観光地などを巡る

旅ブログではありませんが、

 

 

 

これが私の世界一周です。

 

 

 

 

 

興味の無い方にも

一読してもらえると嬉しいです!

 

 

 

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。写真の転載はご遠慮ください。(当サイト自体のリンクの転載は歓迎致します!)

 

 

 

目次

1.SPCAとは

2.サンフランシスコSPCAについて

3.実際に行ってみた(猫編)

4.実際に行ってみた(犬編)

5.所感

6.どうやってこの施設を知ったのか
※4〜6は次回。

 

 

 

↓↓ギリシャ・アテネで私が見た犬猫の様子はこちら。

 

【世界と日本の動物】ギリシャ・アテネの犬猫事情。

 

 

↓↓世界一周前のドイツ動物旅行記はこちら。

 

http://ani-tra.jugem.jp/?cid=2

 

 

 

1.SPCAとは

 

SPCAとは

 

Society for the Prevention of Cruelty to Animals

 

(動物虐待防止協会)

 

の略。

 

 

 

 

 

世界各国に

“SPCA”の名前を持つ

非営利団体が存在します。

 

 

 

 

 

アメリカ全土で最大級なのは

“ASPCA”。

 

 

 

 

 

SF SPCAは

サンフランシスコ動物虐待防止協会

の略で、

 

 

サンフランシスコを

主な活動地としている団体です。

 

 

 

 

 

私は学生時代に

イギリスの

RSPCA(英国動物虐待防止協会)

のシェルターを数カ所

個人で見学をさせてもらったり、

 

 

国全体で殺処分ゼロを掲げている

ドイツの

ティアハイムという施設にも

訪れました。

 

 

 

(当時はブログをやっていなかったので、

特にイギリスに関して、ネット上では記録らしい記録はありません・・・

しかし当時は、

日英の動物保護の実態などについて

人前でお話させてもらう機会も頂いて、

とてもいい経験になりました。)

 

 

さて。

 

虐待防止とはなんぞや??

 

 

 

というところですが、

 

 

 

SPCAの活動は

 

 

あらゆる事情で飼い主を失った

犬、猫、

その他各種動物を保護し、

新しい家庭を探すこと

 

 

を目的としています。

 

 

 

 

 

欧米における

SPCAの歴史は非常にふるく、

 

 

サンフランシスコSPCAを

例に挙げれば

1868年(150年前!!)に

遡ります。

 

 

 

 

 

その当初は、

動物を街中引きずり回すなど

 

 

人間による理不尽な虐待が

日常的に行なわれていた時代。

 

 

 

 

 

それを食い止めるために

立ち上がったのが

こういった団体の始まり。

 

 

 

(SPCAの名前を持たずとも、イギリスのDog Trustなど、同様の目的を持った大規模な団体は数多く存在します。)

 

 

 

 

 

現代は施設に入る理由は様々。

 

 

 

飼い主の病気、死去。

 

 

施設の前に捨てられていた。

 

 

引っ越しなどで飼えなくなった。

 

 

地域住民から虐待(ネグレクト含む)の通報を受けて

保護することもあります。

 

 

 

 

 

日本においては

上記の理由で

動物が連れて行かれる先は

 

 

”保健所”や”動物愛護センター”

と呼ばれる場所が多いでしょう。

 

 

 

 

 

がしかし、

 

 

名前の響きの良い

こういった施設で

動物たちを待っている未来は

 

 

 

”死”。

 

 

 

 

 

いわゆる、殺処分です。

 

 

 

 

 

 

それが日本のシステム。

 

 

 

 

 

海外にはこういった

家庭と殺処分施設の間に立ち、

 

 

殺処分を減らすために

”効果的に”

活動している団体が

たくさんあります。

 

 

 

 

 

この”効果的”どうかが

重要なポイント。

 

 

 

 

 

日本でも

多くの動物保護団体が存在し、

行政と力を合わせて

着実に改善に向かっています。

 

 

 

 

 

がしかし、

”効果的に”とは

言えないパターンも

多いのが現実

 

 

 

 

 

その理由は

 

 

国の制度の問題と

国民の関心度の違い、

行動を起こす際の方法論の問題

 

 

 

と、私は考えています。

 

 

 

 

 

そしてこれは、

 

 

先進国と言い張る日本において

恐ろしく進歩の遅れた、

日本の国民性を問う問題

 

 

だと思ってます。

 

 

(そのあたりの話を始めると本題に入れなくなるので、またいつかということで・・・)

 

 

 

以前にも紹介した言葉ですが、

 

 

”国の偉大さと

道徳的発展は、

 

その国における

動物の扱い方で分かる。”

 

 

 

 

 

 

ガンジーののこしたこの言葉は

私が世界一周をする中で、

切っても切り離せない着眼点です。

 

 

 

2.サンフランシスコSPCAについて

 

先ほどもお伝えしたように

SPCAの名前を持つ団体は

世界中にたくさんあります。

 

 

 

 

 

イギリス、アメリカ、

オーストラリアなどでは

 

 

特に、国全体で見ても

影響力は大きいと言えます。

 

 

 

 

 

サンフランシスコSPCA

(以下 SF SPCA)は

 

 

1868年、

James Sloan Hutchinson氏

により創始され、

 

 

サンフランシスコを

活動拠点とする団体として

今に至っています。

 

 

 

↓↓公式HP

https://www.sfspca.org/

 

 

 

 

 

 

SF SPCAの大きな特徴は

冒頭でお伝えしたように

 

 

“NO KILL”

 

 

を目標に掲げていることです。

 

 

 

 

 

”殺処分をしない”

 

 

 

ここが大きな特徴。

 

 

 

 

 

そう、

世界各国にある

SPCA含む動物保護施設は

 

 

動物虐待防止協会という

名を持ちつつも、

 

 

”やむを得ない場合”に限り、

施設内での

殺処分を行なうところが

多いのです。

 

 

 

 

 

これは実際に、日本も含め

各国各所の動物保護施設に見学、

インタビューをさせてもらった上での

事実です。

 

 

 

(そして、その安楽死は獣医師が行います。

学生時代にボランティアをきっかけに出逢い、

尊敬していたある獣医師は、

そういった行為が重なる度に心を痛め、

最終的に自ら命を絶ってしまいました・・・)

 

 

 

 

 

がしかし、

SF SPCAは殺処分をしない。

 

 

 

 

 

とても大きく

意義のあることのように

思います。

 

 

 

 

 

また、

 

 

サンフランシスコ全体として

 

“NO KILL CITY”

 

を目指しているのですが、

 

 

結果としてはこの

 

 

SF SPCA施設内では

殺処分しない

 

 

というところが現実です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ん??

どういうこと???

 

 

 

 

 

という点は、

これから何回かに分けて

お伝えする中で

お分かりいただけると思います。

 

 

 

3.実際に行ってみた(猫編)

 

前置きが長くなりましたが、

早速SF SPCAの

実際の様子をお伝えします。

 

 

 

※写真は許可をもらって撮影・掲載しています。

 

 

今回訪れたのは

SF SPCAの

 

Mission Adoption Center

 

という施設。

 

 

 

↓↓場所はこちら。

 

BARTという

サンフランシスコの主要鉄道の駅から

徒歩10〜15分ほどと

立地は良好。

 

 

 

駐車場も完備されています。

 

 

アメリカの広大な土地を

1ブロック

丸っと利用しています。

 

 

まず、

施設の出入口に設置してあった

ワンコ用の

おトイレバッグとゴミ箱。

 

 

 

 

 

建物の外の細かなところまで

行き届いているなあ、

 

 

というのが第一印象。 

 

 

 

動物病院棟。

(下は倉庫になっています。)

 

 

 

 

 

建物はとにかく大きくて、

全体像を写すのは難しいほど。

 

 

トレーニングセンター

(しつけ教室)も併設。

 

 

こちらから病院と

シェルター

(アダプションセンター=里親募集中の犬猫の暮らす場所)

に入ることができます。

 

 

動物病院は

見上げるほど大きいです。

 

 

 

(こちらは取材・撮影許可が出なかったので入っていません・・・

今回は肩書きなしの旅人としての訪問なので叶いませんでしたが、

数年以内には再挑戦したいところ・・・)

 

    

 

まず目に飛び込んでくるのは

大きな

ショーウィンドウのような部屋。

 

 

中では愛らしい仔猫さんが

くつろいでいました。

 

 

壁に設置された

タブレット画面には

にゃんこの説明も。

 

 

 

管理ID、名前、

誕生日、性格、

施設に入った理由、

避妊去勢手術の有無や

マイクロチップの有無など。

 

 

 

事細かな情報が書かれています。

 

 

 

フリー紹介文には

にゃんこ目線で書かれたものも

ありました。

 

 

 

 

 

このタブレットは

フードメーカー大手の

PURINAが支援しているようで、

 

 

トップに

ロゴが表示されています。

 

 

ご飯は2種類。

水皿は1つ。

 

 

トイレ砂も2種類

用意されています。

 

 

お隣の部屋には

橋が架かっていました。

 

 

これはサンフランシスコ名物の

ゴールデン・ゲート・ブリッジを

模しているのだそうな。

 

  

 

室内には遊びものや寝床、

隠れ場所も用意されています。

 

 

掃除中の部屋。

 

 

 

室内に1つは排水口があり、

掃除がしやすい造り。

 

 

扉は2重。

 

 

1つ目の扉を開けると、

いくつかの猫部屋が

並んでいます。

 

 

 

 

 

個室には鍵がかかっていて、

スタッフさん、

ボランティアさん、

許可を得た人しか

入れないようになっています。

 

 

にゃんこの場合は

1部屋あたりに1〜2匹ずつ。

 

 

 

相性や性格によって

部屋割りが為されているようです。

 

 

 

 

 

 

仲良しさんの場合は、

2匹一緒に引き取ってもらうよう

張り紙がしてあります。

 

 

なかなかなデザインルーム・・・

 

 

寝床として

クレートも置いてあったりして、

 

 

”できるだけ家庭環境に早く馴染むように”

 

 

ソファなどのインテリアを

置いてあるそうです。

 

 

 

(普通の家にこのデザイン性はなかなか無いのでは?と思ってしまいますが。笑)

 

 

縦を意識した内装は

いいですね。

 

 

 

 

 

日本にも猫との生活を意識した

デザインを提供する

猫専門建築家さんがいます。

 

 

 

 

 

私の昔からの夢(家に関して)は、

梁のしっかりした家で

にゃんこが自由に高いところに行ける、

というもの。

 

 

 

 

 

さすがに今から

建築を徹底的に学ぶのは難しいですが、

 

 

家庭環境の相談もできるような

獣医師というのは

私の目指すところです。

 

 

部屋の中では

ボランティアさんが

にゃんこと遊んでいたりします。

 

 

 

 

 

ボランティアは

最低6ヶ月間通うことを前提に、

事前講習を経た上での登録制。

 

 

 

 

 

犬の散歩や、

猫と遊ぶ、

シェルター訪問者への説明や

イベントのお手伝い、

自宅での仔犬・仔猫・老齢動物のお世話など。

 

 

 

 

 

多岐にわたるボランティア機会が

設けられています。

 

 

次のゾーンへ。

 

 

 

 

 

表の目立つ位置にいるのは

仔猫さんや人懐こい、

 

 

いわゆる”もらわれやすそうな”

にゃんこが多い印象。 

 

 

部屋の出入口には

手指の消毒剤もあります。

 

 

窓の向こうからのぞいている私を

遊んでくれる人がどうか

観察している雰囲気の黒猫さん。

 

 

広くてキレイ。

においもありません。

 

 

 

譲渡スピードが早いからか、

”掃除中”となっている

空き部屋が

存外、多い印象です。

 

 

施設に入った時期や

どこから来たか

の説明もあります。

 

 

 

 

 

時期に関しては

当月(1〜2週間以内)に来た

にゃんこがほとんどで、

 

 

避妊去勢手術済みの子も

多いです。

 

 

 

 

 

つまり、

このMission Adoption Centerでは

 

 

ものすごいペースで

里親が見つかっているということ。

 

 

 

 

 

この譲渡率の高さ故、

他の保護団体・施設から

移って来ている子が

とても多いのです。

 

 

 

 

 

ただし、

”もらわれやすい”

 

 

 

これがキーワード。

 

 

 

 

 

 

その一端を担っているのが、

この綺麗な建物と

凝ったインテリア。

 

 

 

 

 

もうひとつは、

犬猫本人の性格、状態です。

 

 

 

 

 

 

 

”もらわれやすい”とは。

 

 

 

 

 

しつこいようですが、

現実については追々説明します。

 

 

スタッフさんの記録が

壁にかかっています。

 

 

(これは一般向けでは無かったらしい。)

 

 

 

 

 

ご飯の減り具合や、

おトイレ状況、

体調で気になることなど

 

 

普段のお世話に関することが

書かれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”道ばたで野良猫を見たら”

 

 

・地域猫とはなんぞや。

 

 

・地域猫の避妊去勢手術の推奨(術後は元のコロニーに返す)

 

 

・猫を見かけた時の連絡先

 

 

について書かれています。

 

 

”動物福祉における5つの自由”

 

 

 

1.飢えと渇きからの自由

 

 

2.不快からの自由

 

 

3.痛み・傷害・病気からの自由

 

 

4.恐怖や抑圧からの自由

 

 

5.正常な行動を表現する自由

 

 

 

 

 

これは国際的な

動物福祉に関する基本理念です。

 

 

 

 

 

1〜4は当然の事として、

日本では特に

 

 

[5]に対する勘違いが

時に問題になっているように

私は感じています。

 

 

 

 

 

人間の感覚と都合を

押し付けてしまい、

 

 

動物に取って十分な環境が

整っていないこともしばしば。

 

 

 

 

 

人間の性格が個々に違うように、

動物の性格も個々に違います。

 

 

 

 

 

その上、本来持っている習性は

人間とは全く違う。

 

 

 

 

 

犬は犬。

猫は猫。

人は人。

 

 

 

 

 

動物をひたすら愛するのは

構いませんが、

 

 

人間と同じように育てる

というのは、

 

 

動物の習性と個性を尊重していない

 

 

ということだと

私は考えています。

 

 

 

 

 

まずは習性を理解するよう

努めること。

 

 

 

 

 

動物の習性を学ぶことは

動物を飼う上で

欠かせない知識なのです。

 

 

さて。

皆さんはここまで見て、

どう感じましたか??

 

 

 

 

 

私は正直、

 

 

”ここまで必要なのか?”

 

と思えるほどの過度な内装に

若干、戸惑いを覚えました。

 

 

 

 

 

がしかし、

これは譲渡率の高さを実現する

ひとつの戦略。

 

 

 

 

 

そして、その戦略は

確実に功を奏しています。

 

 

実際にここで暮らしている

にゃんこたちに目を向けると、

 

 

隠れ場所も多く、

リラックスしている様子が伺えます。

 

 

(もちろん、全員ではないけれど。)

 

 

 

 

 

見た目は奇抜ですが、

猫にとっても悪い環境ではない

ことは事実。

 

 

 

(訪問者にジロジロ見られるのは、どうしても付きまといますが・・・)

 

 

 

 

 

次回は

犬舎の様子などについて。

 

 

 

つづく。

 

 


 

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“【アメリカの動物保護施設】サンフランシスコのSPCAを見学。猫編。” への1件のコメント

  1. すみません、初めて読ませて頂きました。
    私、今ある企業の力を使って、子猫レスキューの支援をしたいと考えています。
    また、そのこはそこで里親さんを見つけるまで育てる。見つからない子は終生、そこで生活できる、そんな施設を作りたいと思っています。
    ノーキルのアメリカやヨーロッパのシェルターを見本に、出来れば日本で頑張っている個人ボランティアさんも繋げていきたい。
    個人の方は物資や資金、場所に困ってる方が多いので。
    もし、よろしければ、こういった世界のシェルターの事を教えて頂けませんか?調べてはいますが、実際に見た方のお話が聞きたくて。
    ぶしつけなお願いで申し訳ありません。

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