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大人の水遊びはエグい。というお話。
タイのソンクラーンというお祭りに参加してみました。
タイでは4月の中旬に旧正月があり、この頃行われるのがソンクラーン。
元々は仏教の伝統で、お清めの水として仏像や目上の人の手に水をかけるという儀式です。
日本でもお彼岸のお墓参りで水をかけたりとかするけど、そういうのに近いイメージじゃないかと。
そのソンクラーンという儀式が近代化に伴って、「とにかく水をかけるお祭り」になってしまった模様。
もちろん、お寺なんかに行くと昔ながらのソンクラーンをしている人もいます。
で、当然私は、そんな行事があるとも知らずに
お祭りの前にタイを出国予定にしていたのですが
この時期にタイに遊びにきてる人からすれば
「なんでソンクラーンを知らないの!?」
というレベルのお祭りらしいので
また宿の宿泊を延ばして、お祭りに参加することにしました。
(今度は”too much”って言われなかった。笑)
ソンクラーンの前日は、
同じ宿にいた青年と意気投合したので
チャオプラヤ川を渡った先にある寺院
ワット・アルンを訪れ
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(なんと川の渡し船が片道¥12!!!)
「アユタヤもかつてはこんな感じだったのかな~」
なんて思いながら満喫。
白壁に陶器を埋め込んだ装飾。
すばらしい。
帰り道でコンビニに入るとお菓子コーナーに大きな水鉄砲。
いよいよ感!!!
「明日はソンクラーンか!
カメラとか壊れそうだから持っていけないなあ。」
なんて話しながら、宿へ向かっていました。
が!!!
現地民ガマンできないらしい!!!
既に人だかりと水鉄砲もったこども&おとなたちが
宿の前の通りをウロウロしていました!!!
どこから湧いて出てきたんだ!?
ってくらいの中高生くらいの若者が
これまたソンクラーンあるある(らしい)の
顔に謎の白い泥を付けあって練り歩いています。
見ず知らずの人の顔に、とりあえず白い泥を塗りたくります。
目的は不明。
水も関係なし。
宿の前に到着しました。
人ごみで入口塞がれてる!!!
そして、屋台は軒並み休業中。
(そりゃそーだ。無礼講万歳な水かけっこな上に、そもそもお正月なわけだし。)
とりあえず、静かそうな通りでごはんとビール。
一緒に観光していた青年おすすめの
ココナッツアイスも食べてみました。
意外にさっぱり。
うまい。
しかもモリモリで¥160くらい。
やっぱり素晴らしいね、タイランド。
でもこのココナッツアイス屋さんのおばちゃんのTシャツね。
「つづく」って。
なぞ。
明日からはマジで気をつけないと・・・
と思いつつ、人ごみに飛び込んでどうにか宿に帰りました。
そして当日。
昼の部。
念のためにパスポートやカード、iPhoneをジップロックに入れ、
(iPhoneはジップロックの上からでも操作できることが判明!!
でもビニル越しの写真なので画質悪いのは勘弁を。)
お昼ごはんを食べに外へ。
カオサンロードの入口はポリスメンたちの集会が。
これならテロも怖くない!!!
「意外と静かだね~」
なんてルームメイトと話しながら
階段を降りきると、
静かだなんて、
そんなことなかった!!!
そこら中、水鉄砲だらけ。
地元民にいたっては大きな桶から、バケツで水をかけてきます。
しかも氷入り。
(あれ、ゴミ箱じゃないのか!?笑)
やばいやばいやばい。
通りを歩いてるだけで顔に白い謎の泥を塗られるし、
道の端、レストラン、真正面
色々なところから水が飛んでくるし。
子供たちもこれでもか!というくらい
楽しそうに大人に水をかけてるし。
ものの30分、外にいただけで
全身ズブ濡れ。
どーなのこれ?
と思うかもしれないですが、
あっついタイではこれが気持ちいい!!!
そして、どれだけ水をかけられても
絶対に怒ってはならない。
お清めの水なので
むしろ感謝するものらしい。
私もとりあえず笑顔で
「コップンカー」(笑)
この行事は法律で守られているらしく
この期間に起きた器物破損などは保障されないとのこと。
保障してよ!!!
って思うくらいにはひどいですけど。
このお祭りハッピの人たち、絶対日本人だよね。
日の丸のハチマキしてる軍団とか
忍者の格好した軍団とか
けっこうカオサンのソンクラーンは日本人も多かったです。
そんなこんなでソンクラーンを楽しみ
昼間っからクタクタになって帰宅。
プール帰りの子供のように睡魔がおそってきます。
びしょびしょの服を洗濯したり、
そろそろカンボジアへ移動、ということで
次の宿や移動手段を探したりしていたらお腹がすいてきました。
夜の部。
夕食時も外に出なきゃいけないので
またしっかり装備をして出動。
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宿の前は前日よりひとひとひと。
なんかこっちの青年たちは人ごみの中で
前の人の方を持って列を作って進むらしい。
小さい頃にやった電車ごっこみたいなかんじ。
とりあえず、お腹空いた!!!
と思い、ごはん探し。
結局開いている屋台は昨日と同じところばかりだったので
同じものを食べました。
道にいると一瞬でズブ濡れになるけど
食べている間は水をかけられなかった。
屋台には水をかけないのは暗黙のルールらしい。
そのへんはちゃんとしてるのね、タイ人。
と思っていたら、すぐそばで若者のケンカ勃発。
タイ人はキレると怖いと聞いてたけど、
本気でヤバい感じでケンカすることが分かった。
そんな感じで殴ったら
骨折れるどころじゃないよね、
ってゆーかんじの。
よその場所では、若いねーちゃんが、
青年の髪をぐわんぐわん引っ張りながら結構ひどい感じで殴る蹴る。
近くにいた人が止めるけど
若者が集まるとこーなるのは仕方ないのか・・・?
ってくらい、普段はほぼいないはずの若者たちが集結しています。
そういえば、中高生くらいの
あきらかに未成年がセブンイレブンでお酒買ったりタバコ買ったりしてたな。
別に年齢確認とかしてなかったし。
(タイも飲酒は20才から)
普段はそんな姿あまり見ないんだけど。
年末年始は特別なんかしら・・・
とはいえ、そんなどんちゃん騒ぎは若者だけではありません。
ちびっこも
おじいちゃんも
みーんなニコニコしながら水鉄砲で水をかけてきます。
そんなめちゃくちゃな街中を
さっそうと尼さんが歩いていました。
みんな、見境いなさそうに見えて、尼さんには水をかけない。
本来は尼さんの手にお清めの水・・・
かもしれないけど・・・
見ていた間はそんな感じもなく。
沿道に店がある地元民は
その辺で拾った感のあるペットボトルに水を入れて売ったり
そんなにか?ってくらい一生懸命水をくんで
通りすがる人に無差別放水。
庭の水やりのごとくホースから水をかけてきたりもします。
謎の泥もニコニコしながら顔に塗ってきます。
すごい笑顔で
「いいですか?」
という感じのおっちゃん。
塗ってもらったらとりあえず
「コップンカー」(笑)
正面から来る人もいれば
どこからともなく手が伸びてくることも。
でも、塗るのはとりあえず頬のところのみ。
これも何かの暗黙のルールなんだろうか。
1時間くらい歩いただけで
顔も服もめちゃくちゃになります。
(洗濯したらすぐおちるんだけど。)
ポリスメンの顔もまっしろ。
なぜか、泥を回収してるポリスメンがいたけど、
これ、実はダメなの??
水じゃないから??
と思っていたら
泥を持っている少女たちを道の脇によけて
「人に塗るならここで塗りなさい」
と言わんばかりに
その場で通り過ぎる人に塗らせていました。
タイ、謎。
ソンクラーンがどんな雰囲気なのか見たい人はこちらの動画を見てください。
宿で逢ったおもしろ青年が世界一周の様子を、360度カメラで撮影して回ってます。
(YOUTUBEアプリを使うと、スマホを動かした方向の景色が見えるので、ほんとにその場にいるみたいに見れます!!
最初見たときすんごい感動しました!!
これは是非見てほしい!!!)
夜の8時半を過ぎた頃、突然町中の音楽が鳴り止み
パトカーのサイレン音と共に
カオサンロードの真ん中を清掃車が走ってきました。
テロ対策なのか、盛り上がりすぎての事故を防ぐためなのか、国王没後の自粛を促すものなのか。
まあ、その後しばらくするとまた元に戻るんですけどね。
私は眠いし、ズブ濡れすぎて寒くなってきたから宿に帰宅。
タイ、おもしろい。
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