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スリランカの象の孤児院
“Pinnawala Elephant Orphanage”
に行ってきました。
日本人にも
有名らしいこの施設。
スリランカの他の場所では
あまり日本人に
出逢わなかったのですが、
孤児院に行ってみると、
多くの日本人に逢いました。
私としても、
スリランカに来る前から
唯一知っていて
来てみたかった場所です。
そんな待望の施設を
訪れた時の
率直な感想を
お伝えしたいと思います!
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みなさんこんにちは。
あにとらです。
シーギリヤロックを見た後、
ローカルバスで
古都キャンディーへ。
キャンディーで一泊して、
翌日に
象の孤児院に向かいます。
※スリランカ旅で
私が使ったバスや鉄道についての
詳しい情報はこちらをご覧ください↓↓
孤児院は
キャンディーから
バスを乗り継いで、
2時間弱ほどの場所にあります。
バスセンターの
インフォメーションの
おじちゃんに、
「ピンナワラに行きたい!」
と伝えると、
他の係員の人とも相談して
あーだこーだと
教えてくれました。
○Kegalle(キャーガッラ)行き662番のバス
もしくは
Colombo(コロンボ)行き1番のバス
に乗って、
○Karandupana Junction(カランドゥパーナ)で乗り換え。
○Rambukkana(ランバッカーナ)行き681番に乗って、
○Pinnawala(ピンナワラ)で降ろしてもらう。
という感じです。
分からない時は
近くの人に聞くと
教えてくれます。
スリランカ人は本当に
すごく親切・・・!
私は、バスセンターの
インフォメーションの
近くに停まっていた
コロンボ行きのバスに乗りました。
今日も
明らかな外国人は私だけ・・・
バスは山の中を
くねくねと進んでいきます。
開けっ放しの窓から
とうもろこしの香りが・・・
山中の道ばたに
とうもろこし屋さんが
並んでいました。
道の駅的な・・・?
降りるバス停は
運転手さんと料金係の人に
教えてもらいました。
で、乗り換えの時も
「象のとこ行く?乗らない?」
と言う
客引きのトゥクトゥクのお兄さんに
バス停がどこか教えてもらい。(笑)
ついでに
バスまで止めてもらい。(笑)
スリランカ人優しい。
乗り換えて20分ほどで
「ここだよ。」
と運転手さんに教えてもらって
到着しました!
(ここでも人に助けてもらってばかり・・・)
象の孤児院!
外国人入場料は2500ルピー。
(約¥1800)
ここも高いですね〜。
でもまあ、私的には
スリランカの
メインイベントなので・・・
で、チケットを買って
入場しようとしたら、
「今、象たち川に行ってるから。あっちあっち。」
と、入口の人が教えてくれました。
↑↑タイムテーブル
指差された方向へ進みます。
ここでも
チケットチェックがあるので、
施設外での川浴びを見る際も
チケットは
先に買っておかないといけません。
道は普通のおみやげ街。
立派な落とし物もあります。
(食事中の方、ごめんなさい。)
象のう○ちを
加工して作るおみやげもあります。
食べ物が
繊維質のものばかりだから
紙製品が多いようです。
ただ、書き方がね・・・
そうなんだけど・・・ね・・・(笑)
道を進むと、
人だかりが見えてきました。
おお!!
ぞう!!!
たっくさんおります。
子象も。
絶賛水浴び中。
象使いさんはこんな感じの
先に小さなカマの付いた
棒を持って、
群れから外れないように
見張っています。
これに
かなりビビっている
象さんたち・・・
なんか、こういうの
カンボジアで見た気がする・・・
思い出してしまう・・・
水あびが終わったら
一斉に川から上がり、
元来た商店街を通過して
保護施設の方へ。
この時ばかりは
観光客は
道をゆずらねばなりません。
象さんが通った後に
避けていた商品を
また店先に出す作業。
これを1日2回もするんだから、
おみやげ屋さんも大変・・・
保護施設には
象は象用の門があり、
私たちは
人用の入場ゲートから入って行きます。
再び人の集まる方へ
行ってみると、
象さんが普段暮らしている
フィールドがありました。
それなりの広さ。
横にはゲートがあって
人や象さんの出入りを
制限しているんですが・・・
ゲートの横、がら空き。(笑)
余裕で象さんたち出て来れます。
いいのか・・・?(笑)
象使いさんが
道をあけさせるため?なのか、
石を投げつけている様子も・・・
ビビって逃げる象さん・・・
象と同じフィールドに
たくさん象使いさんや
警備員さんがいます。
外にはみ出た草を
食べようとしていたら
棒で押し返されました。
こんな小さな枝にも
ビビる象さん・・・
ちなみに、
象使いさんは裸足でした。
他の人だかりのところにも
行ってみました。
象と一緒に
セルフィーするお兄さん。
ここでは、ごはんをあげて
一緒に記念撮影ができるらしです。
おそるおそる・・・
足元は鎖つき。
子象が2頭いるところもありました。
芸の練習ではなく、
単に
岩に登りたかっただけみたいです。
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じゃれる2頭。
これ、何をしてるかというと、
扉を挟んで両側から
押し合いっこしてるんです。
子象の遊びの発想力は
おもしろいですね。(笑)
”子象のミルク時間”まで
少し時間があったので、
敷地内のスパイスガーデンへ。
だれも入って行かず
ひっそりとあるんですが、
ここが案外おもしろかった。
普段は、
加工されたカタチでしか見ない、
でもよく使う香辛料などの木が
そのまま植えられていて、
「あ〜!こんな木なんだ〜。」
と、初めて知ることばかり。
牛肉は
牛のカタチを知っているし、
豚も、鶏も、
魚も知っている。
でも、
植物の加工品って
元のカタチを知らないことも多いんだな〜、と
改めて感じました。
食べ物への感謝の気持ちは
動物も、植物も
一緒のつもりでしたが、
植物、
特にスパイスは知らなかったなあ・・・
反省・・・
スパイスガーデンを
見て回ってから、
ミルクのみ場へ。
既にけっこうな人が
集まっていました。
さっき遊んでいた子象さんが
入ってきました!
観客の前まで歩いてきて
ミルクを飲みます。
こちら側にも。
完全にアトラクションです。
子象さんは
ミルクが欲しくて
一所懸命、
お世話係の人を追いかけます。
観客がミルクをあげられる
という時間もありました。
本当にあっという間に
大きなミルク瓶がなくなります。
少し見れたら満足したので、
ちょっと敷地内をお散歩。
敷地内にはリスがいました。
誰かが塀の上に
ごはんを置いていました。
たぶんリスにあげる用。
わんこもいました。
「ごはんちょうだい。」
とピクニックをしている
一家に近づくも、
残念ながらムスリムの人たち。
水をかけて
追い払われていました・・・
次に向かった先の一家も
ムスリム。
でしたが、
特に追い払われることもなく
ごはんにありつけるわけでもなく、
ひたすら無視されていました。
(近くで写真撮らせてもらったのに、
電池切れで
保存されていなかった・・・泣)
午後も川へ行く時間があります。
が、水浴びはせず
すぐにUターン。
何しに行ったんだろう・・・?
運動・・・??
かなり間近で見れちゃいます。
行進を見終えてから
帰路につくことにしました。
さて、
”ピンナワラの象の孤児院”に
行ってみた
率直な感想。
この孤児院は
親とはぐれたりした象を
保護している施設
(ここで産まれた象さんもいるらしい)
なんですが、
孤児院だけあって、
小さい頃から
人に育てられている場合が
多いようです。
実は、緊急帰国に際して
ブログで
書きそびれていたのですが、
タイ・チェンマイの
王立象保護施設に行った時に
古くからの象のしつけ方について
知る機会がありました。
(この時の写真は、Various in Thailand (Re-entry)を見てみてください。)
子象を狭いケージに入れて
何日間も連続、
あらゆる方法で
痛めつけるんだそうです。
それにより
恐怖心を植え付け、
人間に服従させる。
現在のタイでは
そういった方法でない
信頼関係に基づいたしつけを
推奨しているようですが、
もしかしたスリランカでは
まだ恐怖によるしつけを
続けているのかもしれない、
と感じました。
象は扱い方を間違えれば
かなり危険な生き物です。
その象を人は
太古の昔から
戦争や農耕、
あらゆる場面で
使役してきました。
その文化が根付いている国で
より人間が安全に
象を扱おうとした時、
そういった
恐怖による支配が
一番簡単だったのかもしれない。
それは、
象と生きてきた国の
文化のひとつでもある
と思います。
一概に悪いとは言えない。
でも、
象たちの反応や
優しさの感じられない
人間の扱い方を見ていると
ただただ、
悲しくなってしまいました・・・
”怖い”というのは
人でも動物でも感じ方は一緒。
とても嫌なこと。
そして、
嫌なことをする人間より、
優しいことができる人間の方が
心が豊かになる。
と、私は考えています。
その優しさという意味では、
人に対しても
動物に対しても一緒。
スリランカ人は
人に優しいので、
きっと動物にも
優しくできるはず。
実際、
犬に優しい人は
たくさん見てきました。
象はとても頭がよく、
むやみに
人を傷つけるようなことは
しない生き物のはず。
恐怖以外でも
しつける方法はある。
それを実践しようとしている
タイでの様子を思い返すと、
スリランカのこの場所にも
そういった方法が
入ってくるといいなあ、
と、
思わずにはいられませんでした。
”象の孤児院”というと、
聞こえは良いですが、
詳しい実態は
私には分かりません。
少なくとも、
日本とスリランカでは
この孤児院は
ポジティブに捉えられているようです。
しかし、
スリランカ旅の途中で出逢った
ドイツの人は
違う意見を持っていました。
”象たちがちゃんと扱われていないと聞いた。
だから、その施設には行かない。”
ドイツは動物福祉先進国。
実際にドイツに行ってみたり、
旅先でドイツの人と話したりして
思ったこと。
特に若い世代は、
”生活ベースで当たり前に
動物のことを考えられる人たちが多い”
ということ。
”ドイツ人は、人間より動物の方を大事にする。”
と言う人もいましたが、
実際は人にも動物にも
平等に優しい人が多いです。
※ドイツに行った頃のブログは
こちらを読んでください。
もう一度言いますが、
今回の感想も、
あくまで私の個人的なもので、
実態はわかりません。
どういった扱いをしているのか、
外から見えたことだけ。
皆さんがこの場所に来たならば、
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>めるもかさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
人間なんてひとひねりできてしまう体格の動物を保護する、というのはとても大変なんだと思います。
でも、確かに、暴力による恐怖ではなく保護する方法があるのは他の国々で見て来て実感できたことでもあります。
私が見た時は、正直いい環境だとは思えなかったのですが、国民性の優しいスリランカですから、きっとこれから先、違う方法がとれるだろうと期待しています。
めるもかさんの旅が素敵なものになりますように祈っています。
はじめまして★
ピンナワラに行こうと考えていたのですがこのブログを読んで行くのをやめることにしました。鎖につながれたゾウさん、棒でゾウさんを押してる職員や怯えているゾウさんの様子が写真から伝わってきました…
タイでは鎖もない尖った棒もなくゾウを保護している施設もあるので、スリランカにはまだそういう考えがないのかなぁといった感じがします。
行くことを迷っていたのですが決断できてよかったです。ありがとうございました★