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みなさんこんにちは。カンボジアで3回もお腹をこわしたのに、それでもローカルフードを食べあさっているあにとらです。
今日は、カンボジア旅行に際して皆さんにぜっっっっっったいに気をつけてほしい”トランプ詐欺”についてお伝えします。
昨日のブログでも書いたように、私はカンボジアの首都・プノンペンに着いた翌日、宿から出て10分間歩いている間に、2組3人の詐欺師っぽい人に遭遇しました。
このブログだけだとおもしろおかしく(?)、私の内心まで書いているのでそんなに怖いと思えないかもしれないですが、実際は、本気で信じてしまいそうなくらい巧みな話術です。
(最初に遭った男の人は英語だけでなく、流暢な日本語も話せます。)
私はプノンペンで1週間ごとに2カ所の宿に滞在したのですが、いずれもあまり日本人のいない宿でした。
そんな中、珍しくそれぞれの宿で1人ずつ日本人に逢ったのですが、その2人とも”トランプ詐欺”に遭ってしまっていたのです!!!(なんと遭遇率100%!!)
被害額はそれぞれ¥60万と¥150万!!!
額が大きすぎる・・・
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この2人に聞いた話をここで紹介させてもらいます。
ケースその1
”流暢な日本語で・・・”
1つ目の宿で逢ったのは少し気の弱そうな青年。
街中でとても流暢な日本語をしゃべる人に話しかけられ、家に招かれてごはんを食べていた時のこと。
”カジノの元ディーラー”を名乗る家主の友人がタイミングよく入ってきて、「ブラックジャックを教えてあげる。」との話かけられます。
雰囲気的に帰れない状態のまま、いつの間にか賭け事になってしまいました。
当然、負けてしまって(皆グルでイカサマゲームのため)多額の請求をされてしまったそうです。
家主を信じきってしまった彼は”家主が助けてくれる”という作り上げられた雰囲気に飲まれたまま、宝石店で60万円相当の品でクレジットカードをきり、そのまま見知らぬ場所で置き去りにされたとのこと。
私が宿で話を聞いた時には、彼が保険会社とのやりとりをしようとしていた時でした。
電話番号を凍結して日本を離れているので、保険会社と電話をしたくてもできず、電話を貸してくれる人を捜していました。
(私も番号を凍結しているので貸せなかったのですが・・・宿の人も協力的でなく、同室のオランダ人に借りたとのこと。)
その後、宿で彼を見かけていないのでどうなったかは不明です・・・
ケース2
”旅慣れした頃に・・・”
プノンペンで2つ目の宿に移り、同室になった韓国系アメリカ人のシェーンという女性と話していました。
彼女はNGOの活動で東南アジア諸国をはじめ、世界各国の貧困層の学校で英語を教えているとのこと。
カンボジアにも数ヶ月間ごとに何度も来ていて総滞在期間は4年ほどになるらしく、その間に何度も”トランプ詐欺”の被害に遭った人を見てきたとのこと。
彼女の話によると、日本人と韓国人がターゲットになりやすいらしいです・・・。
”比較的安全な国出身の人はガードが緩い”
”人がよく、お金も持っていて、簡単にだまされる”
これがターゲットになる所以です。
彼女も韓国系なので、何度も詐欺師に話しかけられたとのこと。
そんなときは
「私はブラックジャックは絶対にやらないからね!この場で警察を呼ぶよ!」
と大きな声で言うらしいです。
「何度も悲しい思いをしてきた人を見たから、もう見たくないわ。あなたも女一人旅だから、本当に気をつけてね!」
と、各国で起きやすい犯罪や、実際に自分の身に起きたことなどを詳しく話してくれました。
そんな話の最中、部屋の外から大きな声の日本語が聞こえてきました。
「わかってるって!大丈夫だから!自分でどうにかするから!」
なにか、トラブルのような・・・
「外にいるのは日本人?もしかして、何かの事件かしら?」と、シェーンと一緒に部屋の外の声を聞きます。
電話が終わった様子だったので、部屋の外にいたガタイの良い青年に話しかけてみました。
すると、先の宿で逢った優しそうな青年と同じような話。
家に招かれ、トランプゲームが始まり、途中まで数百万単位で勝っていたのに途中から一気にひっくり返され、現時点で¥150万(!!)ほど負けているとのこと。
「夕方までブレークタイムだ。」
と言われ、現金を置いたまま一旦宿に戻ってきたらしい。
ちなみに、バイクで送ってもらったから、家の場所は分からないとのこと。
なんてこった・・・
確実に盗られてるよ・・・
「それ、多分詐欺なので、迎えにはこないと思います。その家に戻るなら、危ないから警察呼ばないと。」
と、話している時に彼のケータイに電話がかかってきて、宿を出てどこかへ行ってしまいました。
夜にまた宿で会った時に
「やられてしまいました。全部盗られました。」
と、なんとも言えない表情で、いきさつを話してくれました。
聞いた感じだと、前の宿で逢った優しい青年のときとほぼ同じ手口。
そして、おそらくコーヒーか何かに薬を混ぜていたようで、正常な判断ができない状態にされていた模様。
「奴らはコーヒーでも、水でも、炒飯でも、何にでも薬を入れて、訳が分からない状態でだますのよ。」
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と、シェーンが先に話していた通りでした・・・
その青年は、すでに何ヶ月間か旅をしていて、旅慣れしてきた頃。
地元の人たちとごはんを食べたりするのが好きだったらしいです。
”みんな海外は危ないって言うけど、そんなことない!”というのを体現していたようですが、カンボジアではそうはいかなかったんですね・・・
こわい・・・
その後、大使館に相談して、地元の警察(旅行者用の窓口)に届け出て、保険会社に連絡して・・・
親御さんも急遽カンボジアに来たりと、なんとも大変な事態になりました・・
そして、何より許せないのはこういった犯罪はカンボジア人ではなく、フィリピンなどの外国人がしているということ。
国のイメージや治安を悪くしているのが外国人とは、やるせないですね…
もう少しカンボジアの警察ががんばってくれたら…
と思ってしまいますが、カンボジアの体制側の腐敗っぷりを見ると、それはまだまだ先の話になりそうです。
そして、少ないとはいえ、こういった犯罪はプノンペンだけでなく、アンコールワットのあるシェムリアップでも起きています。
カンボジアに行く前に「カンボジアってどんなところですか?」というざっくりした質問を知人にしたことがあります。
その知人は、マフィア系の地元の危ない人たちと繋がっている、トゥクトゥクのボッタクリに遭ってしまい、滞在期間中追われるという危ない思いをしたとのこと。
こわい・・・
犯罪に遭わないために、
私がしていること。
”知らない人についていかない”
”話しかけてきた人は信用しない”
”何かしたい時は自分から話しかける”
このへんは、日々肝に命じています。
(それでも、初めての場所では、他の人の助けがとても大事だったりする・・・)
私は、次の国に移る前にその国の通貨や挨拶などの国の概要や、簡単な歴史背景、マナーやタブーなどを調べていますが、それと同時に治安や感染症情報のチェックも必ずしています。
↓私が使っているサイト。コレ以外にもGoogle先生に聞いて回ったりします。
治安情報
海外感染症情報
マラリアなど感染症情報(医療版)
私はビビリなので貧乏旅行の中でも、できる限りの安全策を心がけていますが、旅先で逢った中で、特に男性は(なのかな?)そのへんの対策を気にしていない人が多いように感じます。
幸い、私自身は今のところ怖い思いをすることはないのですが、いつ我が身に降り掛かってくるか・・・
とはいえ、カンボジアはアンコールワットだけでなく、人々の笑顔や無垢さがとても魅力的な国なので、行かれる方にはぜひ堪能してもらいたいです!!!
上記のサイトは公的なもので信用できますし、情報を手に入れるくらいならタダでいつでもできるので、海外旅行の際は是非利用してください!!!
もちろん、カンボジアだけでなく世界各国の情報も載っています!!
【私が世界一周に選んだカード】
楽天プレミアムカード
(↑クリックで楽天のサイトに跳べます。)
タダで付いてくる「海外旅行保険」(最初の3ヶ月間)の保障内容がとても良い。(私は3ヶ月を越える旅なので、これ以外にも1年間有効な海外旅行保険に加入しています。)
世界各国のラウンジがタダで使える。
空港でのトラブルなども保障あり。
昔から使っていたノーマルの楽天カードを、旅の前にグレードアップさせました。(キャンペーン次第では年会費がタダになる楽天ミラクル。)
ポイント還元率がすごいので、基本的に海外で宿代などに使うクレカはこれ。帰ってきたら国内旅行は余裕で行けそう。
楽天カードの評判的には色々とありますが、私は長年使っていてそのサービスにはかなり満足しています。
参考までに。
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>>和さん。
はじめまして。
あにとらです。
今は、シェムリアップは観光客が守られている印象ですね。
プノンペンは銃刀による殺人事件もあるそうなので(私の泊まっていた宿の近辺でも・・・)、まだまだ治安面は不安だらけです。
でも、楽しく過ごすことができましたよ。
和さんのお宅には、猫にリクガメに、ヤギですか!!
うらやましいです!!!
アフリカは航路に入っていないのですが、いつかは行きたいところですね。
はじめまして。
西アフリカはサヘルの果て、ブルキナファソという国に住んでいる和さんです。
カンボジアは21年位前、行きました。当時は、ポルポト派の残骸が残り、シェムリアップにも
「プノンペンから陸路でいったら、外国人で生きて帰るみこみは数パーセント‥」みたいな感じで、
よほどの遺跡好きか、変わった外国人バックパッカーくらいしか行かない国でしたよ。
20年前とは、ずいぶん変わったんだろうな。
ちなみに、今、うちの家で、猫家族、大きな陸亀、ヤギを飼っています。
ブルキナファソには家畜の獣医さんはいるけれど、犬猫の獣医さんが国に数名という感じ。
犬のお医者さんは2,3人いるみたいだけど、猫は治療できないとか。
アジア旅が終わったら、アフリカまで足をのばし、遊びにきてください!!!!