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タイで予防接種をうけたときの接種証明書や診察券。

 

世界一周に際して、私は東南アジアとインド、スリランカに約半年間滞在し、最終的には中南米も行くということで必要なワクチンが多かったです。獣医師という仕事柄、どうしてもワクチンなど病気の予防については敏感です。これは人間も動物も一緒。

 

ボランティアでこどもたちとふれあう機会もあるため、自分自身が重症化しないとしても、自分を介して現地や日本のこどもたちに移さないように意識してプログラムを考えました。特に海外でこどもとふれあうボランティアを考えている方は”自分が病気の媒介者とならない”よう気をつけましょう。

 

世界中には健康状態のよくないこどもたちがたくさんいます。自分は健康で大丈夫でも、ボランティアがこどもたちの命取りになるような事態だけは避けたいものです。

 

目次

1.世界一周にあたり私が打ったワクチン
2.なぜこのワクチンを選んだのか
3.日本と海外の両方で打つ時の注意点

 

さて、本題です。世界一周をするにあたり日本国内で打ったものもあれば、タイで打ったものもあります。今後、ワクチンプログラムのつづきはカンボジアでも打つ予定です。

 

 

1.世界一周にあたり私が打ったワクチン

 

*A型肝炎*

・3回接種で約20年有効
(輸入製剤であれば1回接種で済むものもある)

・必要期間:半年(国産製剤の場合)

 

 

*破傷風*

・基礎免疫+1回接種で10年間有効

幼少の頃のワクチン次第。あれば母子手帳を確認してみてください

 

 

*麻疹(はしか・風疹)*

・2回で生涯有効

とされており、たいがいは幼少期に済んでいるが年代によってワクチンを打っていなかったり抗体価が下がっていたりする。流産・早産リスクもあるウイルスなので渡航の有無に関わらず女性は打っておくことがオススメとのこと。海外から日本に持ち込んで流行させてしまう例も多いそうで一時、国内でも成人間の流行があったので打ってます。海外をうろうろするのは私の勝手ですが、そのことが他の人の迷惑になるのはやっぱり嫌です。

 

 

*狂犬病*

・3回で5年間有効(国産は2年間)

・必要期間:1ヶ月(輸入製剤の場合)

私は実際にタイで犬におっかけられたので、打っておいた方が安心です。たとえワクチンを打っていても、もし犬に噛まれたら早急な追加接種が必要なので覚えておいてください。日本は狂犬病清浄国(参考)ですが、人間含むすべてのほ乳類に感染し、死に至らしめるこのウイルスは本当におそろしいものです。(日本に狂犬病はいないとしても、家族にわんちゃんがいる場合は必ず接種させましょう。これは国が定めた義務です。あらゆる動物が海外の危険地域から生体輸入されています。狂犬病はいつ流行してもおかしくないんです。)

 

 

*B型肝炎*

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・3回で生涯有効

・必要期間:半年

医療従事者や夜遊びする人向け、というイメージがあるかもしれませんが、私としては、こどもと関わるボランティアをする場合は打っておいた方がいいと思います。日本含め、世界中にはこどもも成人も無症状のキャリアがたくさんいます。こどもが遊んでできた傷から成人に感染し、成人なら劇症化するのは稀でも、キャリアとなって他のこどもに移す可能性があります。健康状態のよくないこどもであれば、命に関わる可能性もあります。小さな可能性でも念のため、と私は打つことにしました。

 

 

*日本脳炎*

・基礎免疫+1~2回で5年間有効

タイのドクターによると1回接種でいい、とのことでした。

 

 

*腸チフス*

・1回で3年間有効

インドに行く人は特に打っておいた方がいいワクチン。腸弱な私は必須と判断。

 

 

*黄熱*

・1回で生涯有効

南米では入国時に”イエローカード(接種証明書)”が必要だったりする。

 

 

 

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上の3種は国内接種で、残りは海外です。全部国内で打とうとするとめちゃくちゃに高い(特に黄熱)ので半分以上は海外接種です。他にも、高山病の症状を和らげる薬を処方してもらっています。

 

(マラリアの薬は高いのと、お医者さんに教えてもらったこのサイトによると感染リスクは低そうなのと、非感染状態での抗生剤の事前処方が困難とのことであきらめました。怪しい場合は速攻で病院に行って「蚊に刺された!!」とわめこうと思います。)

 

 

2.なぜこのワクチンを選んだのか。

 

A型肝炎や破傷風など、思いがけないところで感染リスクのあるものはあらかじめ国内で打っておいて、気をつければとりあえず感染リスクの低いもの

 

・狂犬病(犬に近づきすぎない)

・日本脳炎(蚊対策を万全にしておく)

・B型肝炎(Rapid Scheduleでボランティア前に抗体価を上げておく)

・腸チフス・黄熱(リスク地域へ行くまでに打っておけばいいもの)

 

に関しては、渡航後、安くて渡航外来に慣れている病院で打つという作戦です。他にもポリオなど、打っておいた方が良さそうなものもありますが有効期間によって抗体が残っている場合や、忘れていても学校で再接種していることなどもあるので、自分の年齢と過去のワクチン歴を母子手帳などで確認して、お医者さんと相談しましょう。

 

3.日本と海外の両方で打つ時の注意点

 

ここに挙げたワクチンは一例です。日本の国産製剤と輸入製剤では打つ回数や有効期間も異なります。住んでいる地域の病院の渡航外来によって、何を取り扱っているかが違うため、だいたいの”このワクチンを打とう”を決めたら、プログラムが間に合うように早めに相談&接種に行きましょう。

 

 

ちなみに、国内ではFORTHで紹介されている病院や一般病院の渡航外来で打つのですが、お医者さんによって言うことがバラバラだったりします。もし可能なら、2カ所以上で打ってみるのもありだと思います。私は引っ越しの関係で、国内2カ所の病院で打ち、自身のワクチンプログラムを何度も再考できました。結局、急遽打つことを決めたりもしましたが、ワクチンに関してはあまりケチらない方がいいと思います。

 

旅行の期間や渡航先など人によって違うので、どのワクチンを打つか、そのプログラムは人それぞれですが、世界一周する者の一例として、参考になれば幸いです。

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