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バンコクからシェムリアップまでの陸路移動方法について、私が実際にたどったルートを紹介します。ちなみに私は、一度もぼったくりなどの餌食にはならずに済みました。ただし、結構大変なので覚悟しておいてください。

 

目次

1.カオサンロード〜バンコク駅
2.バンコク駅〜国境の街アランヤプラテート
3.アランヤプラテート駅〜国境
4.タイ〜カンボジア国境越え
5.国境の街ポイペト〜シェムリアップ
6.まとめ

 

おおまかなルートはこちら。↓

バンコク(カオサンロード)

アランヤプラテート(タイ側の国境の街)

ポイペト(カンボジア側の国境の街)

シェムリアップ(アンコールワットのある街)

 

 

1.カオサンロード〜バンコク駅

朝5:55の電車に乗るために、朝4:30に宿を出発です。私はタクシーを使いました。相場はカオサンからバンコク駅まで45〜60バーツ。(約¥150前後。)トゥクトゥクより安いのでタクシーを選びましたが、メーターを使うことを条件にタクシーに乗ってください。でないと、朝イチは特にぼったくりプライスを提示されやすいそうです。

 

無料バス(15もしくは47番線)という手もありますが、バスは朝5時からが営業時間(たまに4時半)で、タイのペースを考えると時間通りに行かない可能性もあるかもしれません・・・国境へ向かう電車は1日に2本のみ。昼の電車だと、シェムリアップに着く前にどこかで1泊する必要が出てきます。その場合は安全面からタイ側で1泊することをオススメします。

 

(ちなみに国境の街アランヤプラテートも魅力的な街なので、私も一瞬泊まることを考えましたが、1泊の最安値がバンコクの3倍の値段したのであきらめました・・・)

 

 

2.バンコク駅〜国境の街アランヤプラテート

 

 

先にも述べたように1日2本のみ。早朝5:55昼の13:0520年以上東南アジアに住んでいる方によると、これはこの数年ずっと変わってないらしいですが、一応、出発前にご自分でも調べてみてください。

 

↓時刻表検索

http://www.railway.co.th/checktime/checktime.asp?lenguage=Eng

 

タクシーロータリーから駅構内に入ってすぐの左手に、チケットカウンターがあります。ここで”アランヤプラテート”と言ったら発券してくれます。値段は48バーツ。(約¥150)早朝でもわりとすぐに席が埋まるので、早めに電車に乗ってしまうことをおすすめします!ここから電車で約6時間。電車にはトイレもあります。案外綺麗でした。

 

もし、一人旅であれば、ここで1〜3人組の観光客っぽい人に話しかけてお友達になりましょう。後で説明しますが、これは大事です。私は宿からドイツ人美女と同行していきました。アランヤプラテート駅が近づくと、乗務員さんが教えてくれました。

 

 

3.アランヤプラテート駅〜国境

 

 

駅を出たら、トゥクトゥクなどの客引きがありますが、ここは無視して、”ソウテン”という乗り合いトラックを使いましょう。劇的に安いです。”ソウテン”はトゥクトゥクの大きいバージョン。地元民が乗って行くのがそれです。

 

「border?」と、簡単な英語(の方がいい)で運転手さんに確認して、乗り込んでください。(”ソウテン タイ”で調べると画像が出てきます。)私は諸事情で結局トゥクトゥクを使いましたが、ソウテンとトゥクトゥクでは全く安さが違うはずです。

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4.タイ〜カンボジア国境越え

 

国境近くまで来たら、向かって左側の道に見える青色の看板を探してください。“PASSPORT CONTROL”&”DEPARTURE”と書いてある看板です。VISA発給所がちらほらありますが、ここは無視でokです。

 

タイの出国審査ではカンボジアのVISAは不要です。看板は結構分かりづらいんですが、そこから国境への通路に入ります。

 

狭い通路を進んでいくと少し開けたところにでます。外国人は右側に見えるこの建物の階段を登って、出国審査をします。(ここから撮影制限があったりするので、写真は少なめです。ご了承ください。)

 

 

出国審査は、入国時にもらう”出国カード”を提出するのであらかじめ準備しておきましょう。(なので、出国カードは無くさないように!!)審査を終えたら階段を降りて建物を出ます。そのまま道なりにずーっと歩いて行くとそれっぽい門が見えてきます。

 

 

左手には免税店が立ち並んでいます。それっぽい門↑の右側に白い建物があるので、ここでVISAを発給してもらいましょう。

 

 

ここは正式なやつです。が、ここでも賄賂らしきものを求められました。皆払っちゃってましたが、私は断固とした態度で払わずに済みました。ただ、もちろん、賄賂を断るからには”発給してもらえないかもしれない”という恐怖と隣り合わせです。このへんの判断は個人にお任せします。

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VISAを発給してもらえたら、門の右側(発給所のある側)の歩道を道なりに進みます。そのうち緑色の建物が見えてきます。ここが入国審査場。入国審査カードを渡されるので記入して、(このときはペンが置いてなかったので、念のため持参してください。)窓口で審査を受けます。ここでは賄賂は求められませんでした。これでカンボジアへの入国は完了です!

 

 

5.国境の街ポイペト〜シェムリアップ

 

 

国境付近のレストランではまだタイバーツが使えました。審査場を出ると、即効、いろんな人に声をかけられます。めちゃくちゃ声を掛けてきて、かなりしつこいですが、とりあえず無視しましょう。ヘタに返事すると大変なことになるらしいです。少し進むとシャトルバスの案内が出てきます。

 

 

他の旅人の情報によると、これに乗っていくのもありだと私は思うのですが、同行していたドイツ人美女に”コレはダメ”ときっぱり断られたので、国境近くで交渉してミニバンに乗りました。(タダほど怖いものはない、と言われました。英語でもそういう表現あるんですね。)

 

国境を越えて道少しを進めば、中〜大型バスもたくさん出ているようでした。ドイツ人美女によると、それらが安いらしい。がしかし、私が国境越えをしたのはちょうどカンボジアのクメール正月(4月中旬)の時で、バスはお休み。値段も不明です。

 

で、国境付近でタクシーやら何やら、けっこう聞いて回りましたが、シェムリアップまで$10が相場と思われます。($8で連れてって、って粘ったら、向こうが苦い顔してドアを閉めてしまったので、さすがに厳しいかも・・・)ちなみに、あるタクシーは二人で$35と提案してきました。もしかすると、これを更に値切って、近くにいるシェムリアップを目指す外国人たちとシェアすれば、$10以下で行けるかもしれません。

 

 

電車のないカンボジアでは、交渉でどうにかするしかない時が多いです。ここで大事なのは”観光客同士でシェアすること”と、”だまされないこと”です。そのためにも、移動前のホテルや電車で、いかにも観光客ぽい人(たくさんいるので。)とお話して、シェア相手を見つけておくことをオススメします。

 

で、定員オーバーでぎゅうぎゅう詰めの車に揺られてしばらく経って、私の乗ったミニバンは途中で1回給油ついでにトイレ休憩がありましたが、人数確認せずに出発しようとするので、あやうく、全く知らない場所に置いて行かれるところでした。(ここでも、同行者に助けられる。)ちなみにトイレにはトイレットペーパーがないところがほとんどなので、持参しましょう。

 

 

更に進み、田舎道を計3時間の車旅。シェムリアップの真ん中を走る幹線道路、6号線の大きめの交差点の近くで降ろしてくれました。6号線からパブストリートやオールドマーケット(このあたりに宿が多い)までは徒歩20分ほどです。

Wi-Fiのない環境ではiPhoneマップかmaps.meで、事前にその地域の地図をダウンロードしておけば見れます。ただし、カンボジアではむやみにスマホを出しすぎないこと。地図を見たら、すぐ、しまってください。盗られます。

 

6.まとめ

 

というわけで、今回かかった費用は約¥1350+VISA代$30。(うまくいけば、たぶんあと¥100〜200くらいは安く済む。)

 

宿to宿で時間は約14時間(これも食事とか、無意味なうろうろを除けばあと2〜3時間短縮できる気がする。)

 

そんなこんな、特に怖い思いをすることもなく(?)バンコク〜シェムリアップの移動を完了しました。ただ、ぶっちゃけ、直通バスで行っちゃってもいいと思います。

 

¥2000〜3000と、そんなに高額でもないし、より安全です。時間も8〜9時間とまだ楽な方。カオサンロード付近の各所に旅行代理店があるので相談してみてください。

 

※バスによっては違法VISA発給所に連れて行くぼったくりバスもあるらしいので、安すぎるところは気をつけましょう。また、バスによっては”VISA発給代行手数料”が別途請求されることもあるようです。

 

私は長距離バスでの車酔いが怖かったのと、少しでも安く済ませたかったのと、単に挑戦してみたかったからこの方法で行きました。車窓からの風景はとても綺麗だし快適とまではいかなくても、私的には十分いい旅になりました。ただ、色々あったので、行かれるならまずこの日のブログから、私のした体験や、他の方の体験記録をのぞいてみてください。(タイ〜カンボジア国境越えの話)

 

いずれにしても、この数年でこういったぼったくりんが無くなるとは思えません・・・そんなハラハラドキドキのタイ〜カンボジア電車乗り継ぎ国境越え。皆さんの幸運を願っています!!

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